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股関節痛を生じる代表的な疾患

  • 変形性股関節症
  • 大腿骨頭壊死症
  • 関節唇損傷
  • 大腿骨寛骨臼インピンジメント(Femoroacetabular Impingement FAI)
  • 鼠径部痛症候群
  • 大腿骨頭すべり症
  • ペルテス病   など

日本で最も多い股関節痛の原因は変形性股関節症です。特に中高年の女性に多く認められます。臼蓋形成不全を背景として生じるケースも多くみられ、まずは保存的に経過を見ます。薬物療法やリハビリにより関節を大切に、症状の進行を抑制していく事が肝要です。進行した場合は人工股関節置換術をお勧めする場合もあります。大腿骨頭壊死症はステロイド使用や、アルコール性、原因不明の特発性などで発症し、やはり人工関節置換術の適応になる場合も多いです。院長は股関節を専門としておりましたので、これら疾患で適応と判断される場合には、信頼できる専門医に紹介する事が可能です。また、術後のリハビリの実施やフォローについても当院でも可能ですので、安心して頂ければと思います。

関節唇損傷は股関節のクッション役である関節唇の断裂を指します。若年者やスポーツ選手に多く、クリック感や鼠径部痛を伴います。診察で前方インピンジメントテストなどが診断の役に立ちます。確定診断にはMRIが必要になってきます。3-6カ月の保存療法に抵抗する場合には関節鏡による手術が必要になるケースもあります。

大腿骨寛骨臼インピンジメント(以下FAI)というのは、大腿骨の形態異常により、関節運動時に骨同士が衝突し、関節唇損傷や軟骨損傷を引き起こす疾患です。関節唇損傷の原因となることが多く、比較的若年者、スポーツ選手に多く見られます。3つのタイプが知られており、Cam型(大腿骨頸部移行部の膨隆)、Pincer型(寛骨臼の過被覆)、混合型の3つです。症状と骨形態をCTで詳細に評価して診断する必要があります。数か月間の保存療法の後に改善しない場合、関節鏡による手術(骨膨隆部の削り取り、関節唇修復等)が必要になるケースがあります。股関節鏡はまだ実施できる施設が限られているため、必要と判断されるケースでは適切な医療機関を紹介させて頂きます。

鼠径部痛症候群、英語で言うとグロインペインシンドロームと言いますが、これは主にスポーツ選手にみられる足の付け根の慢性痛を指す症候群です。実は院長はサッカー部の中学生の時にこれになったことがあります。当時はよくわかりませんでしたが、しばらく休むことにより改善しました。サッカー、ラグビー、陸上など、急な方向転換やキック動作を繰り返すスポーツで発症しやすいとされています。他疾患を除外して、鼠径部痛症候群と診断される場合には、保存療法で対応します。

頻度は高くないのですが、小児の股関節痛で重要なのでここに挙げたものに、大腿骨頭すべり症とペルテス病があります。いずれも男児に多く、小児の股関節痛では注意する必要があります。膝痛を訴えることもあるのでまず疑うことが重要です。特にすべり症は発見したらそれ以上のずれを防ぐ為、ピンやスクリューで固定する必要があり、緊急で対応する必要があります。

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